リスク低減にはやはり長期分散投資

日経平均株価と、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500で長期投資の効果を検証してみましょう。

どちらもさまざまな金融危機に見舞われていますが、回復には10年かかっていません。しかも、2000年から各インデックスに対して定額積立投資をした場合の平均購入単価が株価を上回ってしまう(損をしている)期間は概ね5年未満で、投資期間が長くなるほど株価に対する平均購入単価は低くなっていることが分かります。つまり、プラスの収益が出ているわけです。

これは株価インデックスへの投資例ですが、一般的に30年、40年のスパンで見れば一度落ち込んでも取り戻せる可能性は決して低くはないのです。また、つみたてNISAの投資対象は比較的リスクも低く、信託報酬などのコストも低い投資信託が選定されていますので、一般の株式投資などに比べれば安心して取り組めるでしょう。

100年時代の老後の時間をうまく活用して安心して暮らせるように準備しましょう。