2021年2月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「投資のソムリエ」の概要

横浜銀行で販売件数が1位だったのは「投資のソムリエ」だった。同ファンドは国内・先進国・新興国の株式と債券、および国内と先進国のREITの8資産に分散投資するバランスファンド。基準価額の変動リスクを年率4%位内に収めることを目標にして運用している。相場環境の変化に迅速に対応し、為替リスクも含めたファンド全体のリスクコントロールをおこなうのだ。

ただ、2月の騰落率は-1.12%と振るわなかった。同ファンドの2月の基本配分比率は、以下のようになっている。

国内債券:6.0% 為替ヘッジ先進国債券:52.5% 新興国債券:10.0% 国内株式:11.0% 先進国株式:5.0% 新興国株式:4.5% 国内REIT:4.5% 先進国REIT:4.5%

2月は米国長期金利が1.6%まで急上昇するなど、債券市場は軟調な展開だった(債券価格の下落)。その結果、投資のソムリエの「為替ヘッジ先進国債券」の騰落率も3%の下落となり、全体のパフォーマンスを押し下げたのだ。

ただ、投資のソムリエの人気は高い。2月の資金流入は約313億円となり、バランスファンドの中で9カ月連続の流入額首位となった。

横浜銀行での販売件数の多さは、同ファンドの人気の高さを裏付ける結果となっている。