数多くあるアクティブファンドから、納得のファンドを見つけるためのポイント
次に、アクティブファンドを選ぶ際のポイントについてお伝えしたいと思います。
「ありすぎる……」とおっしゃる通り、たくさんあるアクティブファンドからご自分のご意向に合った投信を選ぶのはなかなか難しいのではないでしょうか。
以下にアクティブファンドを選ぶ際のポイントを列記しましたので参考にしていただければと思います。
●純資産残高
極端に少ない(20~30億円以下)投信や純資産残高が中期的に減少傾向にある投信は、思い通りの運用が出来ず繰り上げ償還の可能性があるためなるべく避ける
●設定日
新規設定や設定してまだ日の浅い投信はデータ不足のためなるべく避ける
●パフォーマンス
直近の1年間だけではなく、継続的にインデックスを上回るパフォーマンスを挙げている投信を選ぶ
●ファンドマネージャーの「哲学」
どのような基準で銘柄を選定しているのか
●組み入れ上位10銘柄の傾向
特定の銘柄に絞っているのか多岐に分散されているのか、入れ替えが頻繁なのかほとんど変わらないのか等
●分配金の有無
長期投資の場合、複利効果を高めるためにもなるべく分配金のない投信を選んだほうが良い
●信託報酬(保有時のコスト)
なるべく低いものを選びたいところだが、そのファンドの「哲学」に納得できれば、あまり気にしなくても良い
また、これらを調べる際に参考になるのが、
① 運用会社のホームページ
② 月次報告書(マンスリーレポート)
③ 運用報告書
④ 定期的に行われる報告会
などになります。
いくつかのアクティブファンドの月次報告書をチェックしてみてください。組み入れ銘柄の変化や、インデックスとのパフォーマンスの差などを確認していただくと、そのファンドの特徴がつかめるのではないでしょうか。
最後に、過去のデータを比較検討したいときなどには、モーニングスター社等投信評価会社のホームページが大変参考になると思います。
ぜひ以上のポイントを参考にしていただき、アクティブファンドを選んでいただければと思います。ファンドマネージャーという目利きに運用をお任せしつつ、山口さんは健康な暮らしを送る――その一助になることを祈っています。