投資家が得られる2つの視点
①企業が定めるKPIの数字は連結範囲という定義に左右される。その達成度は、何を含めて測った数字なのかという観点から判断する。
企業が公表する数字の妥当性や目標の達成度は、そもそもどこまでを対象に含めて集計された数字なのかという前提から確認する必要がある。
②連結後の数字は、自社の株主に帰属する割合と、取得に必要な現金とを併せて評価する。
連結によって売上や利益の規模が膨らんでも、自社の株主に還元される実際の取り分はいくらか、そのためにどれだけの現金支出を伴うのかまでをセットで見極めることが必要だ。
連結範囲や目標設定という「測り方」の境界線ひとつで、企業の海外展開や成長ストーリーの見え方は大きく変わる。公表された数字を表面的に捉えるのではなく、その数字がどのような前提で成り立っているかまでを読み解くことこそ、保有銘柄の点検に活かせる視点といえる。
