留意点は? 長期のパフォーマンスもチェック!
一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。
・ファンドの運用管理費用は年率0.55%(税込)だが、これとは別に投資対象ETFで年率0.44%程度がかかり、実質的な負担は年率0.99%程度(2026年1月末時点)となる。購入時手数料も上限1.1%(税込、販売会社が定める)が設定されている。
・「金の果実」の市場価格は市場の需給で変動するため、基準価額は指標価格や店頭小売・買取価格、海外の公表金価格と乖離する場合がある。信託報酬等のコスト負担によっても指標価格との差は生じる。
・為替ヘッジは行っておらず、外貨建資産には投資しないものの、裏付けとなる金地金の指標価格は為替相場の影響を受ける
・分配金や利息などが発生せず、基本的に金の価格変動のみがリターンの源泉となる
・2026年7月末時点の1年リスク(標準偏差)は35.09と高く、7月末時点での6ヶ月騰落率はマイナスとなっている
続いて商品のパフォーマンスを紹介する。 騰落率は以下の通りだ。
・1年 31.25%
・3年 127.56%
・5年 209.15%
・10年 322.77%
(2026年7月末現在)
ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。
<向いている人>
・金を資産分散先として取り入れたい人
・金地金を自ら保管する手間を負わず、円建ての追加型投信として買い付け・積立ができる形を優先したい人
・「守りの資産」としての金を長期保有したい人
・株式や債券と相関の低い投資対象を探している人
<向いていない人>
・金地金を手元に置くこと自体に価値を見出す人
・金価格の変動を受け入れにくい人
・短期の値上がり益を求める人
・株式のように配当収益のつく資産を志向する人
今回は「三菱UFJ純金ファンド」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる“推し”を見つけるヒントをお届けしていく。
執筆/フィナシー投資信託取材チーム
※記事内の数字は注記がない場合は8月31日時点(出所:三菱UFJアセットマネジメント公式サイト、騰落率および標準偏差は資産運用業協会データ)
