「使いやすさ」向上で選択肢が広がる
〈制度の効率化・シンプル化〉
「企業型DC・iDeCoは、NISAと比べ多数の主体が関与する制度であるという実態を踏まえ、手続きの簡素化やコストの低減に繋げるよう、制度の効率化・シンプル化に向け、大胆な改革を次期年金制度改革までに検討し(iDeCoにおけるプラットフォームとしての国民年金基金連合会の役割を含む)、その結果に基づき所要の法令改正を行う。検討に際しては、公平性の観点のみならず、運営管理機関の負担など制度の持続可能性にも配意する。また、同時に給付(一時金受取り又は年金受取り)の諸課題、自動移換者の削減策や移換資産の目減り防止策についても検討する。」
こうした指摘は、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版」でも同様に行われています。制度の効率化・シンプル化を求める一方、民間企業が運営管理業務を担っていることから持続可能性にも配意する、としています。
自動移換者の削減については、アメリカの401(k)制度も参考にされています。たとえば、企業で資格喪失が発生すると、その残高によって企業の401(k)に残す、デフォルトIRAに移す、現金化する、などの仕組みがあります。
〈iDeCoのメリットの広報〉
「iDeCoのメリット(所得控除)等について広報を充実させる。その際、iDeCoのみではなく、NISAとの相違点や、両制度の併用・使い分けに関する情報を加えるなど、国民の目線に立った広報としていく。」
iDeCoとNISAはどちらがいいのか? どう考えたらいいのか?とは、よくいただく質問です。個々人の年齢や考え方によって異なるため、一概には言えないことが多いのですが、一般的な考え方が浸透していくことで、NISAとDCの双方が活用されていくのではないかと思います。
ご自身のライフプランに合わせ、資産形成の選択肢をどのように組み合わせていくか、主体的に検討していくことがより一層重要になっていくと考えられます。
