高株価の企業が日経平均を動かしている

結論を先に言うと、「株価が高い銘柄ほど、日経平均に大きなインパクトを与える性質がある」ということです。

日経平均が225社ではなく2社の平均だと考えると分かりやすいでしょう。以下のように、A社は株価10,000円でB社は2,000円。「株価平均型」で計算する日経平均は6,000円となります。

 

さて、そこからA社の株価が1割も上がったとします。B社の株価は変わりません。日経平均はどうなるでしょうか。

 

このように10,000円が11,000円になることにより、日経平均は6,500円と、8.33%上がりました。

ではA社の株価は変わらず、B社が同じ1割上がった場合はどうでしょう。以下の通り、日経平均は6,100円。先ほどの8.33%の上昇に対してわずか1.66%の上昇です。

 

A社もB社も株価は1割上がったのですから、もしそれぞれに100万円投資していれば110万円になります。株価が10,000円だろうが2,000円だろうが関係ありません。「額」でなく「率」なのですから。

しかし日経平均への「インパクト」という点では、A社とB社ではまったく違います。つまり、株価が低い銘柄よりも、高い銘柄が上がった方が、日経平均はより上がるのです。

具体的に今の日経平均の「顔ぶれ」を見てみましょう。昨日(2026年7月22日)時点の、日経平均構成銘柄225社の株価を調べてみました。

 

先ほど見た通り、この表の上の方にある銘柄の株価が上がる方が、日経平均はより上がります。

正確にはきっちり100%、この順番通りにインパクトが大きいわけではありません。詳しい説明は省きますが、指数の連続性が保たれるような各種調整を行なっているためです。