第5号加入者になれるのは最大40万人?
第5号加入者になれるかどうかの要件を、もう少し詳しくみてみましょう。
前提:60歳以上70歳未満で、公的年金の被保険者ではない人
かつ老齢基礎年金やiDeCoの老齢給付金を受給していない人
要件:前提を満たした時点で下記のいずれかの要件に該当する人
①iDeCo加入者
②iDeCo運用指図者
③企業年金からiDeCoに資産移換する人
なお、経過措置が設定されており、2029年11月末までは、要件に該当しない60歳以上70歳未満の方であっても新たにiDeCoに加入することができます (老齢基礎年金を受給しているなど、一部の方は除きます)。
では、いったいどれぐらいの方がiDeCoの第5号加入者になれるのでしょうか。数字で確認してみましょう。
2025年3月末のデータ※では、60代のiDeCo加入者は21万6,164人です。この方たちは、2022年5月の法改正により、iDeCo加入が可能になった60歳以上の厚生年金被保険者もしくは国民年金の任意加入被保険者です。ただし、公的年金の被保険者でなくなると(会社員等ではなくなる等)、現時点ではiDeCo加入者を継続できません。2026年12月以降は、約22万人が70歳未満であれば会社等を辞めてもiDeCoの加入者を継続できることとなります。
同じく2025年3月末のデータでは、60歳以上のiDeCoの運用指図者は21万330人です。この方たちも、70歳未満であればiDeCoの加入者になれます。
上記の統計データは1年以上前のものですが、潜在的な第5号加入者は20万人程度はあるといえます(2022年4月以前は70歳が受給開始だったため、70歳以上の運用指図者数は多くない想定)。
※運営管理機関連絡協議会「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」
