「今の幸せを壊したくない」と社会復帰を断固拒否
結婚した翌年には長女のはな、その2年後に長男の陸が生まれ、才佳は以降ずっと専業主婦です。
身内の私が言うのも何ですが、才佳の家事は完璧です。ブランド品ではありませんがセンスのいい家具やファブリックなどで統一された家の中は子どもがいる家庭にしてはいつもきれいに整えられていて居心地がいいですし、料理上手で朝食や夕食のテーブルに並ぶ料理はそこらの料理店にも見劣りしません。毎日持たせてくれる弁当は、うちの課の若手から「愛妻弁当の見本」と絶賛されています。
ただ、才佳の高い能力を知っているだけに、それを社会に活かさないのはもったいないという思いも常にありました。11年前には第2次安倍政権下で「すべての女性が輝く社会作り」をモットーに女性活躍推進法が施行され、私の職場でも男女の均等化や仕事と家庭の両立支援が進んでいました。そこで、長男が幼稚園に通い始めた頃に「自宅で英語教室とか開いてみたら? 需要あると思うよ」とやんわり提案したら、「今の幸せを壊したくない」とあっさり却下されました。
●職場の女性活躍を横目に、専業主婦にこだわる妻の態度に頭を抱える高橋さん。しかし、家庭内の問題はこれだけでは終わりません。後編【「社会復帰を鼻で笑う妻」に絶句…家計破綻の危機を前に40歳夫がすがる「究極の投資計画」】で詳説します。
※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。
