<前編のあらすじ>

韓国人男性の日本の結婚相談所への登録が増える中、日本人女性との国際結婚が注目されています。

礼儀正しく愛情表現が豊かな韓国人男性に惹かれる女性も多く、実際にプロポーズの際にひざまずいて「結婚してください」と伝えるケースもあるといいます。一方で韓国人男性自身も、日本人女性の穏やかな性格や価値観の近さに魅力を感じ、結婚相手として選ぶケースが増えているようです。

●前編:「結婚してください」とひざまずく求婚者も…愛情表現豊かな韓国人男性との国際結婚が増える理由 

「母親を優先する男性」との結婚に悩む韓国人女性

当社の会員にも、韓国人女性は年々増加傾向にあります。

実際にお話を伺うと、結婚相手として韓国人男性を選ばなかった理由として、「母親との距離感の近さ」を挙げる方が一定数います。日本でいう嫁姑問題と似ていますが、韓国では母と息子の結びつきが特に強いとされる家庭もあり、結果として夫が妻よりも母親の意向を優先してしまう、という声を聞くことがあります。

特に長男の場合は家の跡取りという意識が強く残る家庭もあり、母親としても「簡単には息子を任せられない」という気持ちが強くなりやすいようです。

当社の韓国人女性会員のなかには、こうした事情から結婚相談所に入会されたケースもあります。ある方は韓国に婚約者がいたのですが、彼のお母さんから「息子の婚約者として親族に紹介したい。明日はチュソク(旧暦8月15日に行われる韓国最大の伝統行事である収穫感謝祭。日本の「お盆」のような行事)の準備をみんなでするので、仕事を休んで参加するように」と言われたそうです。家庭の行事を優先することを重視する家庭も少なくないようです。

また「長男の嫁になるなら、キムチを大量に作って親族に配ること」など、家の伝統やしきたりを教えられることもあったといいます。仕事を持つ女性にとっては負担が大きく、彼女は「受け入れられる方もいると思いますが、自分には難しいと感じました」と話していました。

本来であれば、男性が母親と婚約者の間に入って調整する役割を担うこともできるのかもしれませんが、なかなかそれが難しい家庭もあるようです。むしろ「母親と仲良くしてほしい」「母親を悲しませないでほしい」と言われ、自分の意見を抑えることになると感じ、価値観の違いを実感して日本にやってきた、という方もいらっしゃいます。