「証券投資に関する全国調査」における年代別の状況

「証券投資に関する全国調査」における年代別のNISA口座開設率を見ると、2024年はかなりバラツキが大きくなっている。具体的には40代~60代の開設率が20%を超えている一方、その他の年代は20%を下回っている。これは、調査時点が新NISA開始後半年であることが影響していると推測される。年代によるNISA口座へのニーズと投資に振り向ける資金の余裕度の差が、スタートダッシュのスピードの差につながったと考えられる。

【年代別】NISA口座の開設率(2015年~2024年:3年ごと)

 

*調査時期は各年とも6~7月
*開設率は口座開設済(投資実績不問)の全体に占める比率

(出所)日本証券業協会「証券投資に関する全国調査」
 

次に、「口座開設・投資あり」と「口座開設・投資なし」の値から、年代別のNISA口座の未稼働比率を算出し、その推移を見ると以下のようになっている。

80代はイレギュラーな動きになっているが、その他の年代は、概ね時間の経過とともに低下傾向にあり、2024年は20%強(19.6%~23.6%)に収れんしてきている。こうした点も、前述した全体の未稼働口座比率である21.4%という数値の確からしさを高めるものといえるのではないか。

【年代別】NISA口座の未稼働比率(2015年~2024年:3年ごと)

 

*調査時期は各年とも6~7月
*未稼働率は口座開設済(投資実績なし)の口座開設済(投資実績不問)に対する比率

(出所)日本証券業協会「証券投資に関する全国調査」