――年初買付の2大巨頭である米国株式とグローバル株式ですが、右肩上がりのグローバル株式、人気が一服した米国株式と対照的です。さて、資金が向かった先としてあがった国内株式は25年~26年にかけて、どうでしたか。以前のインタビューでも国内株式の買付がトレンドフォローの一時的なものかどうかは注目ポイントだとおっしゃっていました。

はい。まず、国内株式の26年1月の結果は、買付で見ると過去最大といえるもので、人気は継続しているといえるでしょう。これまで国内株式は“逆張り投資”される傾向が強かったのです。25年10月に日経平均株価が5万円台をつけて以降、最高値更新が続く中にあっても大規模な買付が入っている点は、大きな変化ではないでしょうか(図表5)。

図表5.NISA対象の国内株式投信の設定額と売却額

※Morningstar Directより前山氏作成。NISA口座以外の売買を含む数値。

――その日本株式のなかでは、どんなものが選ばれていたか特徴や傾向はありますか。

TOPIX連動インデックス型の買付額でみると、もともと25年後半から買付はほぼ右肩上がりで増えていました。26年1月はこの流れが加速する形で急増し、900億円程度となっています。NISA口座からの買付が背景にあると期待したいです(図表6)。

一方で日経平均連動インデックス型はどうか、という話ですが、もともとTOPIX連動より買付が入っています。TOPIX連動型と日経平均連動型のグラフの縦軸を見ると、金額の水準がそもそも3倍ほど違うことからも分かると思います。ただ、売却も多く、相変わらずタイミング投資の売買が多い様子です(図表7)。

私はTOPIX連動に安定して売却を上回る買付が入っていることから、特につみたて投資枠ではTOPIX連動型が選好されているのでは見ています。いずれにしても26年に入っても日経平均、TOPIXとも史上最高値を更新する展開となっており、トレンドフォローなのか否かの現時点では分かりかねる状況です。

図表6.NISA対象のTOPIX連動インデックス型投信の設定額と売却額

※Morningstar Directより前山氏作成。NISA口座以外の売買を含む数値。

図表7.NISA対象の日経平均連動インデックス型投信の設定額と売却額

※Morningstar Directより前山氏作成。NISA口座以外の売買を含む数値。