2026年12月に6万円を目指す展開に

――2026年の日経平均株価の高値、安値予想は?

安値予想:4万8000円(6月ごろ) 年前半は米国の労働市場悪化に伴う景気後退懸念や、過熱したAI投資への調整が入ることで、株価が押し下げられる局面がある。

高値予想:6万円(12月ごろ) 後半は、米国の景気減速を受けてFRBが利下げを積極的に進めることで「金融相場」へと移行。 割安感が出た日本株が見直され、年末に向けて上昇軌道を描く。

株価の「長期トレンド」を理解していれば慌てる必要はない

――2026年に投資家が意識すべき点、注意すべき点は?

2025年の春は、トランプ関税の影響で株価が大きく下がった。翻って2024年の夏には「令和のブラックマンデー」と呼ばれた株価急落局面もあった。

両年とも、大きな急落はあったがそれでも2025年11月末には史上最高値を更新した。相場に急落はつきものだが、それでも基本的には右肩上がりで推移し、また高値をとってくる。これが株価の長期的なトレンド、習性であると理解していれば急落に際しても慌てる必要なく投資を続けることができる。

マネックス証券
チーフ・ストラテジスト
広木 隆氏

 

上智大学外国語学部卒。神戸大学大学院・経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。帝京平成大学・人文社会学部経営学科教授。社会構想大学院大学・客員教授。国内銀行系投資顧問、外資系運用会社、ヘッジファンドなど様々な運用機関でファンドマネージャー等を歴任。2010年より現職。テレビ東京「モーニングサテライト」、BSテレビ東京「NIKKEI NEWS NEXT」等のレギュラーコメンテーターを務めるなどメディアへの出演も多数。