外部環境への警戒と政策効果による回復の「二段構え」に
――2026年の日本経済の見通しは?
2026年の日本経済は、「前半の外部環境への警戒」と「後半の政策効果による回復」という二段構えになると見ている。
前半の米国経済の減速懸念についてだが、最大の懸念材料は米国の景気にある。労働市場にほころびが見え始めており、AIによる職の代替が進むことで2026年前半には米国で雇用の減速やリセッション(景気後退)懸念が市場を揺らす可能性がある。これが日本経済にとっても一時的な重石となる。
後半の新政権と金融政策についてはこうした前半の流れの一方で、国内では高市政権による成長投資促進や、企業の資本効率改善への取り組みが続く。これらは日本株独自の追い風となる。また、日銀が追加利上げに動く可能性はあるが、政府の政策方針もあり頻繁な利上げは難しく、極端な円高進行は限定的だ。
日本企業の業績は底堅く推移すると見ている。日経平均株価の構成銘柄の増益率は、2025年度比でプラス12%程度を予想する。
