Global X Japanは11月26日、ETF4本を東京証券取引所に新規上場した。同日、東証で上場セレモニーが開催された。

上場したのは以下の4本。
・グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF〈465A〉
・グローバルX 防衛テック ETF〈466A〉
・グローバルX 米ドル建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり)〈467A〉
・グローバルX 米ドル建て投資適格社債 ETF〈468A〉
※〈〉カッコ内は銘柄コード。

打鐘するGlobal X Japan代表取締役社長の藤岡智男氏

このうち個人投資家の関心が特に高いとみられるのは、「日経平均株主還元40-日本株式 ETF」と「防衛テック ETF」の2本だ。

「グローバルX日経平均株主還元40-日本株式 ETF」は、日本経済新聞社が独自に開発した「日経平均株主還元指数40(トータルリターン)」への連動を目指す。日経平均株価の構成銘柄から金融・不動産セクターを除外し、株主還元利回り上位40銘柄で構成する。過去3年間の配当総額、自社株買い、有利子負債返済を評価基準とする。

「グローバルX防衛テック ETF」は、Global Xが米国で上場するETF「SHLD」を投資対象とするテーマ型ETF。防衛関連といっても裾野は広いが、サイバーセキュリティや高度な軍事システムテクノロジー等を防衛テックと定義し、フォーカスしている点が特徴だ。なお、「SHLD」は同社の米国上場ETFの中で、今年年初来の運用資産残高(AUM)増加額が最大となるなど、海外でも需要が高まっている。

東証の市場改革を背景とした日本企業の株主還元強化や、地政学リスクの高まりによる世界的な防衛支出の増大は、いずれも中長期的な潮流とされる。投資テーマの選択肢として、今後の資金流入動向が注目される。