「株式」+「ゴールド」がトレンド

8月の新規設定ファンドで目立つのは、「ゴールデントリオ(米国株・インド株・ゴールド)」や「全世界株式・ゴールドアロケーションファンド」、「日本株式・ゴールドアロケーションファンド」といった株式にゴールド(金)を併せて投資するファンドだ。

「ゴールデントリオ(米国株・インド株・ゴールド)」は、S&P500指数への連動をめざすETF、インド株インデックス・マザーファンドの受益証券および金価格(米ドル建て)への連動をめざすETFに均等に投資するファンドになっている。史上最高値を更新し続けている米国株と今後の成長期待が強いインド株、さらに、史上最高値を更新し続けているゴールドという強い資産3つに投資することで、将来の大きなリターンにつなげようという狙いだろう。

また、「全世界株式・ゴールドアロケーションファンド」と「日本株式・ゴールドアロケーションファンド」は、それぞれ「全世界株式(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース))」と「国内株式(TOPIX、配当込み)」とゴールド(金)を組み合わせた運用を行う。株価が下落する過程では株式の組み入れ比率を高め、株価が上昇する局面ではゴールドの組み入れ比率を高めるという「(株式を)安く買って、高く売る」という逆張りの投資手法を採用している。運用シミュレーションでは、いずれのケースでも単純に株式インデックスに投資するよりも良い運用成績につながっている。

執筆/ライター・記者 徳永 浩