3.資産形成に取り組んでいる人の年間資産形成額平均は123万円
現在資産形成に取り組んでいる人は、年間どのくらいの金額の資産形成を行っているのでしょうか。
年代別に分析すると、どの年代でも「1年あたり1万円~50万円」が最多になっています。
一方で、平均額を見ると、全年代の平均は年間123万円であり、単純計算で月額10万円程度が資産形成に回っていることになります。これは50代に向けて年代が上がるにしたがって若干増加していきます。
【図表3】1年あたりの資産形成額 (対象:「資産形成に向けての取り組みあり」との回答者)
4.まとめ
いかがでしょうか。
DCやNISAなどの税制優遇制度は、この1年で利用が進みました。
両制度とも、投資を始める人にとって税金面でのメリットがある制度であり、かつ最近では両制度とも制度改正※により内容が充実してきています。これらの改正も、利用者の伸びにつながっているものと思われます。
次回は、両制度を“両立している人”にフォーカスを当てて分析してみます。
●参考記事:【DC利用者の約6割がNISAも利用! 税制優遇制度の活用で知っておきたい“両立”の考え方】
(三井住友トラスト・資産のミライ研究所 清永 遼太郎)
※参考
◆NISAについて(金融庁)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/
◆DCの法改正について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194194_00002.html