日銀の広報活動に関する評価
そうした消費者の情報源についても調査では質問を行っている。どのような媒体から日銀に対する情報を得ているかについて、直近の結果によると最も多く挙げられたのはテレビ(68.9%)だった(複数回答)。
日銀に関する情報を得た情報源(複数回答)
以下、「新聞、雑誌」(34.6%)、「インターネット・ニュースサイト」(33.7%)が続く。両者は拮抗しているが、1年前と比較してみると「新聞、雑誌」が4.1ポイント減と徐々に割合を減らしているのに対し、「インターネット・ニュースサイト」は0.4ポイント減にとどまっている。
これに対し、SNS(X(旧Twitter)、Facebook、YouTubeなど)からの情報取得は8.6%とまだ少ないが、同期間で1.5ポイント増加している。日銀のホームページや施設見学、イベントからの情報取得はいずれも5%未満だった。
一方で、「日本銀行に関する情報は見聞きしたことがない」との回答が14.3%と、同期間で2.4ポイント増えていることは課題として継続していそうだ。