日本証券業協会が行った「証券投資に関する全国調査」※では全国18歳以上の7000人を対象に金融商品の保有状況や証券投資に対する意識について質問している。その結果からは、株式や投資信託などの商品知識の理解度が垣間見られる。あなたはどの程度、理解しているだろうか。チェックしてみよう。

※日本証券業協会「証券投資に関する全国調査」(2024年10月16日公表)

株式についての理解「株主優待や配当金を受け取れる」が最多

同調査における「株式について知っていること」についての質問に寄せられた回答は以下の順となった(複数回答、以下同)。

株式の認知度を表した図表
 

(注)前回調査では「株主総会出席や議決権の行使が認められる」「上場株式は100株単位で取引される」項目はない

出所:日本証券業協会「証券投資に関する全国調査」よりFinasee編集部作成
 

「株主は株主優待や配当金を受け取れる」ことを知っている人が62.9%とトップ回答となった。次いで、「株式には上場と非上場がある」52.2%、「株式会社が事業資金調達のために発行」45.4%と続いた。

以下複数の項目が並ぶが、その多くで前回の調査時より回答率が下がっていることは気になる結果といえそうだ(前回調査にはなかった項目「株主総会出席や議決権の行使が認められる」「上場株式は100株単位で取引される」を除く)。

●前編 7000人の「金融商品の選択基準」“元本確保”と“利回り”、どちらを優先する人が多いのか?