前月差プラス1.1も景気判断はまだら模様

2025年6月9日に内閣府より公表された四国の5月の景気の現状判断DIは43.4と、前月差プラス1.1だった。なお、全国平均の44.4と比較すると1.0下回った。

2025年5月景気の現状判断DI

四国43.4（前月差プラス1.1）
全国44.4（同プラス1.8）

家計と企業、そして雇用に関する景気の現状について、四国の景気ウォッチャーたちの代表的なコメントを見ていこう。

一般小売店［生花］「物価が上昇したことに伴い、母の日商品も値上げや内容量の減少が発生した。しかし例年と同水準の予約が入り、販売量は前年と同程度。ただし、インターネットでの注文が増加、来客数は減少している」（家計動向関連…判断：□不変。コメントより抜粋、以下略）

建設業「資材高騰の影響により、景気が良くない状況は変わらない」（企業動向関連…判断：□不変）

人材派遣会社「人手不足のため採用を実施したい企業は多いが、求職者数が追い付いていない」（雇用関連…判断：□不変）

なおその他の特徴コメントとして、一部からは「景気はやや良好」との声があった。

スーパー「芸術祭※来場者や行楽客の来店が増加している」（○やや良）

※瀬戸内国際芸術祭2025…岡山県と香川県の島々を拠点に3年に１度開催される現代アートの祭典。春、夏、秋の3会期に分けて開催される。今年の日程は春4月18日～5月25日、夏8月１日～31日、秋10月3日～11月9日