関西圏でも中古マンション相場は上昇の兆候?
局地的な価格高騰が見られる関西圏の中古マンション相場だが、首都圏のような持続的な上昇につながるのだろうか。同調査ではこの点についても分析している。
カギを握るのは2021年に大阪・梅田周辺で分譲された1戸10億円を超える住戸もある高級タワーマンションを巡る動きだ。このタワーマンション誕生を皮切りに2024年以降も梅田周辺の新築タワーマンションの価格は概ね上昇基調で、特に上層階の部屋など高付価値住戸でその傾向が顕著だと調査では指摘している。
さらに、首都圏で高額の新築マンションの分譲価格が上昇し、それが一般的なマンション相場にも波及、ますます中古マンション価格も追随するという傾向が見られたことにも調査では言及している。関西圏でも特に価格上昇が著しいエリアでは、首都圏と類似の動きが見られる可能性があると結論付けている。
調査概要 調査名:関西圏駅別中古マンション値上がり率ランキング 調査主体:株式会社マーキュリー 調査対象:関西で2024年に流通した、流通時点における築年数が20年以内の中古マンション 調査公表日:2025年5月19日