70代二人以上世帯が持つ金融商品2位は?

続いて70代の二人以上世帯の金融資産別の保有額を見てみましょう。

70代の金融商品(種類別)保有額ランキング(二人以上世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※世帯主70代かつ金融資産保有世帯、実数858世帯)

1位 預貯金    1087万円(うち定期性預貯金570万円)
2位    株式    484万円
3位    生命保険    293万円
4位    投資信託    225万円
5位    債券    180万円

こちらも単身者と同様に預貯金以外で最も保有額が多いのは「株式」(484万円)でした。また3位には生命保険(293万円)がランクイン。貯蓄に加えて、万一のことがあった場合の保証もついているのが特徴で、家族がいる世帯ではニーズが高いのかもしれません。

70代が保有する金融商品 預貯金に次いで「株式」が最多

70代の金融商品別の保有額は、預貯金以外では単身世帯も二人以上世帯も「株式」が最多でした。預貯金のようにすぐに引き出せるわけではありませんが、銘柄によっては配当金や優待が得られることから、活用している方も少なくないのかもしれません。

また近年は物価上昇も著しいことから、資産の目減りを防ぐ意味でも預貯金以外の金融資産を持つ効果には期待が持てそうです。また二人以上世帯では「生命保険」も上位に入りました。不測の事態に備えた保証などにメリットを感じている可能性があります。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査