70代単身者が持つ金融商品1位は?

全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構)では、金融商品の種類ごとの保有額を質問しています。

70代の結果を見ると、単身世帯、二人以上世帯とも保有額1位は預貯金でした。2位以降はどんな金融商品が並ぶのでしょうか。最初に単身世帯から見ていきましょう。

※家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査) 

70代の金融商品(種類別)保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数371世帯)

1位    預貯金    791万円(うち定期性預貯金408万円)
2位    株式    545万円
2位    投資信託    369万円
4位    生命保険    242万円
5位    債券    156万円

預貯金に次いで70代単身世帯で最も保有額が多い金融資産は「株式」で545万円でした。3位には「投資信託」(369万円)がランクイン。リスク資産が上位に食い込んでいます。

株式や投資信託には配当金や分配金などが得られるものもあります。年金だけで足りない場合などに預貯金を取り崩すだけでなく、こうした配当収入を活用している人もいるのかもしれません。

●前編「【70代】金融資産保有額ランキング 老後資金が2000万円以上ある世帯はいったい何割? 【最新版】」