将来に必要なお金を考えるきっかけは「一人暮らし」の開始
今回参考にするのは松井証券が全国20~29歳・社会人5年目以下のビジネスパーソン1000人を対象にした「実家暮らし・一人暮らし(賃貸)のお金の意識調査」。同調査では最初に、「将来に必要なお金について、どのようなときに考えるか」という質問を行っている。

結果を見ると、全体の回答率で最も高いのは「普段から考えている」(31.1%)。ただし居住形態別で見ると、一人暮らし(賃貸)の人では「一人暮らしを始めるとき/始めたとき」(35.9%)が最も高い。
また「わからない・考えたことがない」の回答率でも、実家暮らし(24.5%)に比べて一人暮らし(賃貸)(17.8%)は割合が低い。一人暮らしが将来のお金について考える大きなきっかけになっているようだ。
貯蓄理由2位の違い 実家暮らしは「趣味」、一人暮らしは?
貯蓄の目的としてはどういった理由が多いのか。同調査によれば、最も回答率が高いのは「いざというときに備えて」(39.8%)で、実家暮らしでも一人暮らし(賃貸)でも1位だった。やはり何かあったときの備えとして貯蓄を重視する人は多いようだ。

次いで多いのは、実家暮らしでは「趣味のため」(33.3%)。対して一人暮らしでは「老後の資金として」(32.7%)であり、一人暮らし(賃貸)のほうが将来のお金について意識が高いことがうかがえる結果に。