安心できる貯金額はいくら?
いざというときの備えとして貯蓄を重視する人は多いが、いくらあれば安心できるのか。同調査によれば、「いくらあっても安心できない」と回答した人が最多(34.2%)。次いで「101万~200万円」(11.0%)、「51万~100万円」(10.2%)と続く。

居住形態別では、実家暮らしの38.9%が「いくらあっても安心できない」と回答したが、一人暮らし(賃貸)では29.3%にとどまった。この結果からは回答者の多くが貯蓄額に対して安心感を得ることの難しさを感じていることが分かる。
「収入の2割以上」を貯蓄に回している人が半数を超える
収入の何割を貯蓄に回しているかも気になる話題だ。結果を見ると、最も回答率が高いのは「20%以上~30%未満」(28.2%)。次いで「30%以上」(26.2%)、「10%以上~20%未満」(24.8%)と続く。同調査に回答した社会人5年目までの2人に1人は収入の2割以上を貯蓄に回していることが明らかになった。
収入の「30%以上」を貯蓄に回す人の割合を居住形態別で見ると、実家暮らしは30.9%だが、一人暮らし(賃貸)は21.2%となっている。

●気になる投資については後編「投資に積極的なのは「実家暮らし」それとも「一人暮らし」? 人気の貯蓄・投資方法とは」にて詳報している。
調査概要 調査主体:松井証券 調査名:実家暮らし・一人暮らし(賃貸)のお金の意識調査 調査対象:全国の20~29歳・社会人5年目以下のビジネスパーソン男女1000人 調査時期:2025年3月