無感動な食費はコスパが“ゼロ”
朝食では、毎日同じルーチンを設定している人が多いと思います。朝はあまり時間がないし、ルーチン化しておくことは時間の節約になるからです。
一方で、完全にルーチン化してしまい、まったく同じことを繰り返すのは無感動に陥ってしまいます。経済学では限界効用が逓減する、なんて難しい言い方をしますが、要するに同じことの繰り返しは「飽きる」ということです。
無感動消費はウェルビーイングの大敵ですし、コスパも低いお金の使い方となってしまいます。
無感動でかつコスパも悪い、ということはウェルビーイングの視点でも芳しくないということになります。あまり幸せではない買い物をし、食事をしているからです。
食パンは安上がりだが、変化はたくさんつけられる
わが家の話を少ししてみましょう。わが家は私が朝食担当ですが、「パン+ヨーグルト+牛乳」が基本となっていて、たまに「バナナ」がつきます(バナナは傷むので大量に買い置きできないため)。バナナは皮をむいて2センチにカットするのが子どもの好みで、そこまで私がやっています。
基本的には食パンをベースにしていますが、固定化はしません。朝の会話でトーストするかしないか、ジャムを塗るかバターにするかを決めさせたり、前日の買い物に子どもを同行させてパンを選ばせたりします。
当たり前の朝ご飯のようですが、親として意識しているのは「少ない変化をどうつけるか」です。食パンが一番安上がりなのははっきりしています。ざっくり食パン3~4枚とコンビニ菓子パン1個が同価格とイメージすれば、価格差は歴然です。
食パンだけなら、菓子パン2個のお値段で1週間の朝食が過ごせます。一方で「毎日同じパンをただトーストするだけ」では飽きてしまいます。
そこで「6個入りロールパン」を挟んだり、「週に一度くらいは菓子パンOK」にしたりして、変化をつけています。
食パンも、ジャムを5種類くらい用意して変化をつけています(バターと蜂蜜、イチゴジャム、ブルーベリージャム、りんごバター、レモンカスタード、ミルクティージャムに、スライスチーズ乗せも選択肢)。
このとき大事なことは「変化(マンネリ打破)」と「自己決定権」です。実は子どもと一緒にスーパーに連れて行き、自分で選ばせるのは(特に菓子パンの日)、自分で選んだものを食べる幸福度を子どもに感じさせるための方法なのです。