◆国内株『厳選投資』のスパークスとは?
国内株に下げ過ぎの見方が出てきて「ストックインデックスファンド225」などインデックスファンドへの購入意欲が高まっているが、2月に売れ筋ランキングを上げた「スパークス・新・国際優良日本株ファンド『愛称:厳選投資』」はインデックスを上回る運用成績を残している国内株アクティブファンドとして出色だ。2025年2月末時点でのパフォーマンスは、「ストックインデックスファンド225」が1年でマイナス4.09%とマイナス圏に落ち込み、3年で46.27%、5年で88.16%であることと比較して、『厳選投資』は1年で6.12%、3年で57.37%、5年で99.78%と、いずれの期間でもインデックスファンドを上回っている。より長期のパフォーマンスでみると、2008年3月の設定時から約17年間で同ファンドが参考指数としている「TOPIX(配当込み)」が214.87%のところ、同ファンドは636.89%と次元の違う運用成績を残している。
同ファンドは、高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待できる日本企業を中心に投資する。ベンチマークは設けずに、20銘柄程度に厳選して投資することが特徴だ。2025年2月末時点での組み入れ銘柄数は23銘柄。組み入れ上位は「セブン&アイ・ホールディングス」「オリックス」「ソニーグループ」「日立製作所」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」になっている。
運用しているスパークス・アセット・マネジメントは、国内の金融グループに属さない独立系の運用会社だ。「ひふみ投信」で知られるレオス・キャピタルワークスよりも一世代前の1989年に創業した独立系運用会社で、創業者でありスパークス・グループの代表取締役社長を務める阿部修平氏は、伝説的な投資家の一人に数えられるジョージ・ソロス氏の下で日本株の運用マネジャーとして活躍した後に独立した経歴を持つ。「マクロはミクロの集積である」という投資哲学を重んじて徹底した企業調査によって長期に投資する価値のある企業を発掘している。
執筆/ライター・記者 徳永 浩