「楽天・SCHD」と「SBI・SCHD」はNISA対象

SCHDへ投資する投資信託は「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」と「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」があります。いずれも2024年に設定された比較的若いファンドです。

純資産総額は、3ヶ月ほど早く設定した「楽天」の方が大きくなっています。とはいえ、いずれも数カ月で1000億円以上の資金が集まっており、人気の高さがうかがえます。

両ファンドはNISAの対象商品です。いずれも成長投資枠で購入できます。つみたて投資枠では購入できません。

【SCHDへ投資するNISA対象商品】

 

※純資産総額は2025年2月21日時点

なお、販売会社は限られます。楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は楽天証券のみ、SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)はSBI証券のみで取り扱っています。

値動きの大きさには注意 リスクはS&P 500と同程度

SCHDは米国の高配当株式で運用されるETFです。ポートフォリオの違いから、S&P 500とは異なる値動きが期待されます。

なお、リスクが小さいわけではありません。ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスのリスク(標準偏差)は、直近5年で年率17.74%と、S&P 500(同18.21%)と同水準です(2025年1月末)。配当利回りが高くても、パフォーマンスの多くは株価の変動が占めると考えられます。

投資の際は慎重に検討し、余裕資金での運用を心がけましょう。