半数以上がお金について「家族やパートナーに相談しない」
貯金額は収入額と並んでプライベートな情報の1つ。家族やパートナーといえども言いたくない人もいるかもしれない。調査でも、家族やパートナーに貯金額を「伝えていない」と回答した人が67.1%にのぼった。ただ20代に限ると、42.5%の人は家族やパートナーに貯金額を伝えており、他の世代に比べて貯金額を共有することに抵抗感が少ないようだ。
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またお金の話題についても「相談しない」(=「あまり相談しない(19.0%)」+「まったく相談しない(34.6%)」)と回答した人が53.6%と半数を超えた。家族やパートナーといえども、お金の話は別なのだろうか。
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日銀利上げ、「知らない」が6割以上
日銀の段階的な政策金利の引き上げを受けてか、マーケットやメディアでの金利への関心度は高まっているようだ。では一般家庭での認知度はどの程度だろうか。調査によれば、政策金利が引き上げられたことを「知っている」と回答した人は39.9%にとどまった。
ただ、政策金利の引き上げを知っていると回答した人のうち、36.1%は貯金額を増やしており、20代に限るとその割合は58.4%と顕著だった。これまでなじみのなかった「金利のある世界」に期待を寄せているのかもしれない。
利上げを受けて増やした貯金額で最も回答率が高かったのは「1~5万円未満」で32.9%。「5~10万円未満」が23.9%、「10~50万円未満」が15.5%と続く。しかし全体の61.8%はメインで利用している銀行口座の金利を把握していないと回答。十数年ぶりの「金利のある世界」はまだ始まったばかり。金利への関心が薄いというマインドが変わるにはある程度時間がかかるのかもしれない。
一方で、今後さらに金利が引き上げられた場合に貯金額を増加するかという質問には、「金利次第で検討する」との答えが最も多く、40.1%。続いて「増加する」が25.8%と、合わせて6割を超える結果に。追加利上げ次第で貯金額を増やそうと考えている人が過半数を超えた。
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