日本人は評価が厳しすぎる

「それは日本人の点数のつけ方が厳しすぎるんだよ」というのである。例えば「自分の生活、人生はそこそこ普通かな」と思っている場合、スウェーデン人などは10点満点で8点くらいはつけるが、日本人は4~5点をつけるのではないかと。

ちなみに彼は若くしてアメリカに渡り、奥さんはアメリカ育ちの日本人であるし、これまで世界のいくつかの国で暮らしてきた国際人である。その視点から日本人はどうも自他に対して評価が厳しすぎるという。これは確かに一理ある。

メディアなどは日本はダメという論調ばかりで、すっかり日本人は自信をなくしてしまっているようだし、毎年発表される「幸福度ランキング」で改めて突きつけられるような思いだが、そうやってますます自己評価を下げて卑屈になるのはどうなのだろう。

みそ汁を飲んで「日本人に生まれて良かった〜」とかいう人がいるが、普通に道端を歩く時、電車に乗る時、コンビニで買い物する時など普段の生活の中でも同じように感じるべきなのかもしれない。