<前編のあらすじ>
神奈川県在住の竹中真由さん(仮名・27歳女性)は今年10月、交際5年目となる宏太さんと結婚式を挙げました。
都内のホテルで行われた結婚式には、四半世紀近い付き合いのある竹中さんの友人も訪れ、良い思い出になったそうです。
しかし、万事順調とはいかず。身勝手な行動が原因で2人の友人との関係が断絶する事態になりました。1人は結婚式に参列せず、3000円のお菓子を送るだけの塩対応。もう一人はとんでもない中身のご祝儀袋を渡してきて……。
●前編:【怒り心頭…結婚式を機に親友の“ひどすぎる本性”が発覚、新婚女性が受けたあまりに露骨な塩対応】
3000円の焼き菓子とメッセージカードだけ送り付け……
私は付き合って5年になる宏太と、この10月に都心のレストランで結婚式を挙げたばかりです。
幼稚園から大学まで一貫教育の女子校出身の私には、19年という人生の半分以上を共にした同級生の友人が8人います。当然、全員を結婚式に招待しました。
しかし、自分の結婚式をめぐる“事件”を通じて、この中の2人とは距離を置く形になりました。思いかけず、彼女たちのダークな一面を垣間見てしまったからです。
1人は欠席の通知をよこした綾香です。
綾香は学生時代から旧ジャニーズの“推し活”に夢中で、グループの中では浮いた存在でした。グループに入ったのも、もともとはリーダー格の優里と綾香の家がご近所で、ママ同士の仲が良かったからです。
2024年にはグループの4人の結婚式が集中し、招待される側としては経済的な負担の多い年になりました。しかし、私は仕事を調整して他の2人の結婚式に出席し、それぞれ5万円ずつご祝儀も包みました。残りの1人はクリスマスウェディングです。
綾香は私とは考え方が違ったのでしょう。6月に都心に新しくできた外資系ホテルで行われた星奈の結婚式と、交通費や宿泊費付きの優里の軽井沢でのリゾートウエディングには出席しながら、私の結婚式は早々と欠席の通知を送ってきました。
よくあるレストランウェディングなど行く価値なしと判断されたのだと思います。
綾香からは有名ブーランジェリーの3000円の焼き菓子セットとメッセージカードが届いたきりでした。
しかし、綾香の欠席など今思えば取るに足らないものでした。結婚式ではもっとたちの悪い事件が待ち受けていたのです。