30代はほかの世代より「投資」が好き?
今後、30代のみなさんが持ちたいと思っている金融商品についても質問しています。単身者のトップは「預貯金」でした(複数回答)。2位「株式」、3位「株式投資信託」と、株式を投資対象にリターンを目指してリスクを取る商品を選びたいという人が多くなっています。
なお、単身者の全世代のうち30代が最も株式や株式投資信託、不動産投資信託、外貨建て金融商品ほか、投資性商品を持ちたいと答えた率がそれぞれ高く、投資に積極的な傾向が見られました。ほかの世代より年齢的な余裕があるため、積極投資を志向しているのかもしれません。
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1位 預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む) 55.6%
2位 株式 26 .9%
3位 株式投資信託 24.1%
4位 保有希望はない 23.5%
5位 個人年金保険 9.0%
二人以上世帯も同じ傾向だが、やや安定志向に
二人以上世帯でも傾向は同じでした。ただ、単身者と比較すると投資信託を含め株式に投資する商品を選びたいという回答が7%ほど少なくなっています。二人以上世帯のほかの年代と比較して、「信託(ヒットなど)」「不動産投資信託」を選ぶ比率が若干高いという特徴も見られました。
1位 預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む) 59.6%
2位 株式 21.1%
3位 株式投資信託 20.7%
3位 保有希望はない 18.8%
5位 個人年金保険 11.6%
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30代は資産運用を本格化する適齢期
30代は仕事にも慣れ、収入が徐々に増えていく傾向にもある年代でしょう。将来のライフイベントに備え、今までの“何となく貯蓄”から、資産運用を本格化するのに適した年代といえます。
投資の際にはNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)といった、運用益に税金がかからない税制優遇制度の活用も考えてみては。
なお、投資は生活費を除く余裕資産で行うのが鉄則です。リターンが狙える反面、リスクも伴うため少しずつでも継続的に知識を身につけていくことが重要です。
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<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査