「金融資産」がある40代は7割

全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※ から40代の回答をランキングで見ていきましょう。まずは「金融資産」についてです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※総世帯、実数1376)

保有している    70.0%
保有していない    30.0%

40代のちょうど7割が金融資産を「保有している」との回答でした。金融資産とは「預貯金のうち運用資金や将来に備えたものと、投資用の有価証券(株式や投資信託など)」と調査では定義。生活費の備え分などは除いたものですので、預貯金を含めていずれかの金融資産を持っている人が多いようです。

40代が持つ金融商品の2位は「保険」、1位は?

具体的にどんな金融商品を持っているのでしょうか。

40代保有金融商品ランキング (総世帯)拡大表示

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※総世帯、実数1376、複数回答)

1位    預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む)    94.2%
2位    積立型保険商品(生保・損保)    31.0%
3位    投資信託(MRF、MMF、REITなどを含む)    28.9%
4位    株式    28.4%
5位    個人年金保険    20.8%

40代の保有金融商品ランキング1位は9割以上が持つ「預貯金」。2位は「積立型保険商品(生保・損保)」で約3人に1人が保有。以下3位「投資信託」、4位「株式」も同程度、持っているとの回答が続きます。

30代は2位が投資信託、3位が株式、4位が積立型保険商品ですが、40代では一転して2位に積立型保険商品が浮上。年代が上がるにつれ、運用商品でも保障を求める層が増えていくようです。なお「いずれも保有していない」人は5.3%。こちらは全世代のうち20代に次いで高い割合でした。

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