40代は株式と投資信託で運用、保険の保有額は30代の倍に 

金融資産は何をどのくらい持っているのでしょうか。単身世帯、二人以上世帯ともにトップは「預貯金」、2位「株式投資」、3位「投資信託」という結果に。まずは単身世帯から詳しく見ていきましょう。

40代の金融商品(種類別)保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数193)

1位    預貯金(運用または将来の備え)    473万円(うち定期性預貯金176万円)
2位    株式    174万円
2位    投資信託    139万円
4位    個人年金保険    47万円
5位    生命保険    46万円

単身世帯の金融資産の平均は964万円と前述しましたが、そのうち半分近くは「預貯金」(473万円)です。2位「株式」は174万円、3位「投資信託」は139万円でした。

4位、5位と保険商品が約45万円ずつで続きます。30代と比較して保険の保有額が倍近く増えているのが特徴です。

40代の金融商品(種類別)保有額ランキング(二人以上世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※世帯主40代かつ金融資産保有世帯、実数770)

1位    預貯金(定期性預貯金含む)    501万円(うち定期性預貯金169万円)
2位    株式    231万円
3位    生命保険    168万円
4位    投資信託    123万円
5位    個人年金保険    73万円

40代が世帯主の二人以上世帯は平均1236万円の金融資産を持っていると上述しました。そのうち一番多いのが「預貯金」で501万円(うち定期性預貯金169万円)。つまり約4割を預貯金で持っていることになります。

次いで2位は「株式」231万円。3位の「生命保険」168万円は単身者の4倍超の金額。二人以上世帯では、5位の「個人年金保険」、6位「損害保険」を含めると保険の金額が単身者の約2.7倍に及びます。家族がいる分、保険商品に振り向ける額が多いようです。