30代から気になる「老後資金」

30代の金融資産に関する現状を「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※からランキングで見ていきましょう。まずは単身者の結果からです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

出所:金融広報中央委員会 (※金融資産保有世帯、実数214、3つまでの複数回答)

1位    老後の生活資金    57.9%
2位    病気や不時の災害への備え    43.0%
3位    とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心    36.4%
4位    旅行、レジャーの資金    25.2%

30代単身者が金融資産を持つ理由1位は、「老後の生活資金」で約6割でした(複数回答)。

20代では「とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心」という答えが1位でしたので、30代になるとより目的意識がはっきりしてくることが分かります。

「30代家族あり」世帯は、どの世代より「子どもの教育資金」を重視

一方、二人以上世帯では「こどもの教育資金」が約53%で1位。実は二人以上世帯の全世代で最もこの項目が高かったのが30代でした。子どもが誕生し、今後かかってくる教育費を貯めていく決意をした家庭が多いのでしょう。なお8位の「子どもの結婚資金」(約9%)が最も多かったのも30代でした。

出所:金融広報中央委員会 (※金融資産保有世帯、実数464、3つまでの複数回答)

1位    こどもの教育資金    52.8%
2位    老後の生活資金    49.1%
3位    病気や不時の災害への備え    39.9%
4位    とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心    16.2%

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