次に、返済期間について確認してみましょう。全年代では、10年未満~30年未満までが53.8%と半数超である一方、(30年以上)〜35年未満が38.4%、35年以上が7.8%とかなり長期で返済期間を設定しているケースもみられました【図表3】。特に20代では35年以上が23.1%と全年代のおよそ3倍となっていました。

【図表3】住宅ローン返済設定期間

*回答者;住宅ローン利用経験者
*表内年代、アンケート調査回答時の年齢

さらに、金利形態について確認をすると、全年代では変動金利が57.9%、固定金利が33.7%、変動金利と固定金利の組み合わせが8.4%と変動金利が主流であることがわかりました【図表4】。

【図表4】住宅ローンの金利形態

*回答者:住宅ローンを現在利用している方
*表内年代、アンケート調査回答時の年齢
*金利形態選択肢「その他」「わからない」は除く

より低利である変動金利で借り入れ、頭金はゼロ〜1割、返済設定期間も長期に設定し、「とりあえず、借りられるだけ借りておく」というのが、令和の住宅ローンの1つの利用形態として浮かび上がってきました。

次回は、借入金額について確認したいと思います。

単独ローンで借りる? ペアローンで借りる? へ続く