新しい年が始まりましたが、新年は投資を考える絶好の機会です。まずは、年間投資額の上限が定められているNISA(少額投資非課税制度)の優遇税制をどのように活用するかが鍵となります。どのタイミングで投資を行うかは、運用成果に多大な影響を与える非常に重要な問題です。今回は、新年の資産形成のポイントについて考えてみましょう。 

 

年初一括か分散投資か。相場環境から整理するNISA活用と投資判断の視点

投資ではタイミングが非常に重要です。例えば2024年末の日経平均株価は約4万円でした。25年末は約5万円でした。昨年の株価は年間で約25%上昇しました。日経平均株価と連動する投資信託を買う場合、25年の年明けすぐに買うのと、年末近くに買うのとでは運用パフォーマンスンスに大きな差が出ました。年始すぐに買っていれば、年間の上昇率約25%が丸々享受できたのです。

総じてみると、上昇相場においては早く買い、下落相場では遅く買うのが得策です。統計的には年初に株式投資を行うと得策なことが多く、これは年初一括投資と呼ばれます。

では、株式相場が上昇相場か下落相場かは何で決まるのでしょうか。多くの要因がありますが、最も重要なのは景気です。景気が良ければ企業が増益基調になりやすく、株価を持ち上げる要因になります。景気が悪ければ、企業業績も株価も全て逆です。

NISAの年間の優遇税制が受けられる上限は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計して360万円あります。累計での元本の上限は1,800万円です。年が明けると、金融業界ではNISAをどう使うかが話題になります。今年が株価の上昇相場の年と見るなら早めに投資するのが得策ですし、そうでないと見るなら年始に投資を急ぐ必要はありません。一方、つみたて投資には相場観にまどわされない安定感があります。

そこで参考になるのが経済やマネーを専門に扱う雑誌です。年末年始に特集を組んで、今年の経済見通し、株価見通し、注目産業、注目企業、金利見通し、為替見通しなどを取り上げるのが恒例となっています。

NISAは25年6月で口座数が約2,700万口です。26年度からは18歳未満の子ども向けのつみたて投資枠が創設されます。インフレはもはや定着した感があります。インフレの時代には、株式などインフレに強い資産に投資するのが得策です。年始は投資を考えるとても大事なタイミングだと思います。

 

■関連リンク:

https://www.resona-am.co.jp/labo/amdays/20260120.html

https://www.resona-am.co.jp/labo/amdays/20251222.html