コスパとセットで考えたいのはウェルパ?
よくコスパといいます。しかし、お値段に見合っているかどうかを考えるとき「安いか、高いか」だけが判断軸と考えるのは間違いです。「お値段に見合った満足が買えているかどうか」もあわせて考えるのが本当のコスパです。
100円でも感動ゼロならそれはコスパが悪いといえますし、5000円で食べた誕生日の食事が感動的に美味しかったのであれば、それはコスパは悪くないのです。
そう考えると幸せ(ウェルビーイング)を上手に買えているかどうかが買い物のポイントということになります。ウェルビーイング・パフォーマンスの略でウェルパ、なんてどうでしょうか。毎日の買い物、コスパを意識するとき、その中に含まれているウェルパも意識してみてください。
さて、ここまでは主に日常生活の消費だってウェルビーイングとつながっているという話をしてきました。
私たちの消費は食費や日用品だけではありません。好きなミュージシャンのライブに出かけたり、観劇や映画に出かけたりすることもあります。感動や経験、貴重な時間もお金を出して買うものです。そしてもちろん、その対価としてウェルビーイングを買っているといえます。
次回は、「推し活とファイナンシャル・ウェルビーイング」の関係について考えてみましょう。あなたの「推し」への出費もウェルビーイングの視点で考えてみることができるのです。