FWBは年収によって差があるが、それだけじゃない?
図表1 年収とファイナンシャル・ウェルビーイング度の関係
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まずは年収とFWBの関係からです。同調査では、「現在や将来の生活に対する経済的な満足度」を10段階で評価して、スコアが一定以上の人を「FWBが高い」としています。
結果、「年収が高いグループほどFWBが高い」と回答した人の割合が高いことがわかりました。一方で「年収が高くてもFWBが低い」、あるいは「年収が低くてもFWBが高い」と回答した人もそれぞれ1割前後にのぼるなど、同じ年収グループでもFWBに違いがみられます。このことから「年収以外の要因もFWBに影響を与えている」と思われます。
そこで同調査では、FWBを高めるには「年収や資産以外にも家計での行動が重要となる」としたうえで、FWBを実現するための4つのステップ(①学ぶ、②把握、③相談、④行動)を提示しています(下表参照)。各ステップでどのような意識や行動の違いがあるのかがわかれば、私たちも参考にできそうですね。
図表2 ファイナンシャル・ウェルビーイング実現のための4つのステップ
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