どれくらい知ってる? 明治時代のあの偉人が新紙幣に登場!

調査は全国の20歳以上の男女のうち、普段買い物をする1000人を対象に実施。同調査によれば、7月に新紙幣発行が始まることを知っている人は全体の77.9%にのぼりました。しかし新紙幣の人物を知る人はそのうちの半分以下にとどまり、意外と知らない人が多いようです。

新紙幣の人物を簡単に紹介すると、一万円札は経済界の偉人である「渋沢栄一」。埼玉県出身で、日本初の銀行である「第一国立銀行(現在のみずほ銀行)」を設立。生涯になんと約500社もの企業の設立や経営に関わったそうです。

五千円札は医学会の偉人である「北里柴三郎」。熊本県出身で、全身をけいれんさせる恐ろしい病気である「破傷風(はしょうふう)」の予防と治療方法を世界で最初に開発しました。千円札は教育界の偉人である「津田梅子」。東京都出身で、わずか6歳で米国に留学。女子教育の先駆者として、のちに「女子英学塾(現在の津田塾大学)」設立しました。

調査では3人の知名度も質問。もともと関連書籍が多く、2021年にはNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公に取り上げられたこともあってか、渋沢栄一を知っている人の割合が最も高いという結果でした。新紙幣への採用をきっかけに今後3人の知名度がさらに上がるものと期待されます。

図表1 2024年7月3日に新紙幣が発行開始されることを知っているか

出典:ネオマーケティング 「新紙幣とキャッシュレスに関する調査」