代わりに使える制度

職場に企業型確定拠出年金や財形一般がある場合は、ぜひ先ほどご紹介した最強ペアを活用・アレンジしていただきたいのですが、世の中には全ての制度を備えた企業ばかりではなく、中には「この制度はあるけれど、この制度はない」というケースもあるでしょう。そんな時、代替手段として検討できる制度もご紹介しておきます。

例えば企業型確定拠出年金がない場合は、個人で使えるiDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)が代わりになります。従業員持株制度がない場合はNISAで積立投資を行う方法があるでしょう。財形一般がない場合は、銀行の積立預金という手も使えるかもしれません。

図:ファイナンシャル・ウェルビーイング編集部作成 ※図をクリックで拡大

資産形成で悩んだ時はどうすればいい?

初めて職場の制度を利用する時、なかなか周囲に相談できず悩むこともあるかもしれません。そんな時は、ぜひ資産形成をサポートしてくれる付随サービスを使うことも検討してみてください。

サービス内容はセミナーやコールセンター、ウェブサイト、資産形成アプリなど、企業によって様々です。中にはファイナンシャルプランナーやIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)と言われる専門家に資産運用の相談ができて、なおかつその費用を職場が持ってくれるところもあります。

■資産形成をサポートしてくれる付随サービスの例

図:ファイナンシャル・ウェルビーイング編集部作成 ※表をクリックで拡大
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みなさんの職場にも便利な資産形成支援や付随するサービスがあるかもしれません。お金の不安なく安心して働き、暮らしていくためにも、自分の職場の制度をしっかり把握して有効活用していきましょう。