45歳の積立金額は「毎⽉5.5万円」の結果に

同じく、40代~50代が65歳までの2000万円を作るためのシミュレーションもしてみましょう。こちらも、「45歳から20年間の投資をした場合」「55歳から10年間の投資をした場合」で考えてみます。

まずは、45歳から資産形成する場合。このパターンでは、【月5万4529円】の投資が必要となります。「月2.9万円を30年間(35歳から65歳まで)投資」と「月5.5万円を20年間(45歳から65歳まで)投資」がほぼ資産額になる、という結果となりました。

やはり複利効果の力は大きく、投資期間が長ければ長いほど、少ない元本で資産形成が可能となります。もし30代で結婚・出産・マイホーム購入などの一大ライフイベントを終えている方であれば、月5.5万円の投資も現実的かもしれません。ちなみに20年かけて2000万円を作る場合、元本として約1308万円が必要となります。

55歳の積立金額は「毎⽉13.5万円」の結果に

そして、55歳から資産形成する場合。このパターンでは、【月13万5824円】の投資が必要という結果になりました。当然ですが、45歳からの投資スタートよりもかなりハードルが上がります。

老後の資産形成をゴールとした場合、投資できる期間は10年と限られてしまいます。短い期間で資産を積み上げる必要がある分、月13.6万円の投資が必要というシミュレーション結果になりました。

かなり大きな額ですが、子どもがすでに独立しており、今後は夫婦2人の生活費がまかなえればOK、という方であれば達成できる可能性はあります。このケースでは、必要な元本は約1629万円となります。

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なお、これらはあくまでも投資の期間と積立額のイメージをつかむための試算です。投資の結果を保証するものではないことに注意してください。前提である「年率4%」が達成できなければ、毎⽉の投資額を増やす必要がありますし、逆に言えば、年率4%を上回る場合、65歳よりも前に資産2000万円に到達できる可能性もあります。