<前編のあらすじ>

近藤紗綾さん(仮名・36歳)は結婚相談所に入会後、様々な男性とお見合いをしましたが、なかなか結婚相手を決めることができませんでした。その中で、とても気の合う奥田友也さん(仮名・38歳)と交際もしましたが、結婚には至りません。その後、お互いに「もっといい人がいるかも」という思いを捨てられず、交際を解消してしまいます。

しかしその1年後、お互い未婚のまま偶然再会した2人は相性の良さを再確認し、改めて交際をスタートさせることに。しかし、その時点で友也さんは既に結婚相談所を退会していました。

●前編:【「条件の良い人には会っているけど…」婚活初心者にありがちな“チャンスを逃す”考え方】

結婚相談所の復縁にまつわる“あるルール”

ここで、結婚相談所のルールについてお話ししたいと思います。多くの結婚相談所では、そこで知り合った人とお別れした後、内緒で結婚交際をしてはいけないというルールがあります。もしルールを破ると、結婚相談所から「違約金」を請求される場合もあります。

紗綾さんはまだ結婚相談所の会員でしたが、友也さんは既に退会していたので、交際を再開することはルール上できません。そこで紗綾さんは、友也さんに結婚相談所に入会し直すことを提案しました。

仮に交際をしたとしても結婚相談所にバレない可能性もあります。確かに、世の中には「黙っていればわからないよ!」とルールを守らない方もいらっしゃいます。ですが「せっかくの門出を一点の曇りもないものにしたかった」と紗綾さんは言っていました。

まじめで誠実なお人柄に幸せは宿るものです。そのような紗綾さんだからこそ、友也さんももう一度交際をしたいと思ったのではないでしょうか。その後、紗綾さんと友也さんの交際は順調に進み、晴れてご成婚になりました。