結婚相談所へ入会後、元妻から復縁を求められ……
結婚相談所の「復縁」にまつわる事例の2つ目は、大津翔太さん(仮名・47歳)のお話です。
翔太さんは某国立大学を卒業されて大手の会社に勤めていました。5年前に離婚をして、1年前から結婚相談所で活動をしていました。彼は理系で複数の資産もあり、年収も1000万円以上。性格も穏やかで、「この人を手放してもいいのですか?」と言いたくなるほどの人でした。
そのため、婚活を始めるとお見合いは順調で、真剣交際になった方と結婚が決まりかけていました。しかし、なんとそのタイミングで、元妻が復縁を迫ってきたのです。
元妻は会社員でそれなりの収入があったので、中学生の子どもを引き取り、翔太さんから養育費をもらっていました。「1人でも十分やっていけるわ」という方だったそうです。離婚の理由は「性格の不一致」ということでした。
おっとりとして優しい申し分のない翔太さんですが、元妻からは「やることが遅い!」「きちんとできない、雑!」と感じ、日常的にののしられていたそうです。翔太さんは最後まで離婚をしたくなかったのですが、結局奥さんが子どもを連れて家を出る形で離婚となりました。
「子供のために」と決意した復縁
そんな元妻が復縁を迫ってきたのは、会社を解雇されて収入がなくなり、生活に困っていたからです。子どものこともあるからと「復縁をしたい」と言ってきたそうです。
翔太さんは2週間ほど考えて、「幸せ度で言えば30%だけれど、子どものこともあるから復縁しよう」と決めました。そして交際中の方はお断りをして、元妻との復縁をしたのです。
交際中の人は大ショックです。ですが、相手が結婚できないとなれば、それを受け入れるしかありません。
ご紹介した2つの事例のように、結婚相談所では「復縁」が絡んだ恋愛や結婚もあります。残念な結果になる場合もありますが、見方によってはチャンスがいくらでもあるわけですから、決して諦めることなく婚活をしてほしいと思います。
※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。