今回は、新卒で入社した会社で順調にキャリアを築いていたものの、突然想像もしなかった「がん宣告」を経験された林さんの事例をご紹介します。闘病生活をきっかけに仕事に対する考え方が大幅に変わった林さんの物語を、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

大手百貨店に新卒入社後、関連会社で事業立ち上げに奔走

林さんは大手百貨店に新卒で入社しました。最初に和食器売場へ配属になって5年が過ぎた頃、時はバブル時代を迎えます。会社も新規事業に乗り出すことになり、関連会社で高級コンビニエンスストアを立ち上げることになりました。

林さんは若手ながら、新しい事業の立ち上げに奔走。様々な苦労と共に貴重な経験を積みながら中堅社員時代を過ごしました。立ち上げも一段落して新規事業も成功裏に終わったタイミングで、勇んで百貨店に戻ることになります。

仕事に打ち込める環境を求めて異動

百貨店では企画宣伝の仕事を担当することになりましたが、どうも直属の上司とそりが合いません。しばらく苦悩の日々を過ごすことになります。しかしある時、「このままではいけない!」と思い、自分から申し出て別の関連事業に移してもらうように掛け合いました。

当時の百貨店はビジネスの多角化を手掛けていた頃なので、その取り組みの1つとして人材ビジネス事業にも着手していました。林さんはその人材ビジネス事業が自分に向いている職場ではないかと考え、結果的に関連会社に異動させてもらうことができました。

幸い、新しい仕事は自分に合っていたので、一生懸命仕事に取り組み、仕事一筋の生活を送ることになります。帰宅も夜の22時や23時が当たり前。休日労働も珍しくない毎日を過ごしました。仕事はきつくてもやりがいがあり、充実した日々でした。

しかし、ある日突然、林さんに想像もしなかった困難が降りかかります。