Q3.NISAで投資した資産は、本人が亡くなったらどうなる?

新NISAのスタートにより、2024年以降は投資にチャレンジする人が多くなると予想されます。一方で、それと比例するように増えるであろう問題は……相続です。「NISAで投資した資産は、もし本人が亡くなってしまったらどうなるんだろう?」という疑問についてお答えします。

結論から言うと、「NISAで運用していた株式や投資信託は、そのままNISA口座で持つことができない」が答えです。非課税となるのは相続が発生した日(=投資していた人が亡くなった日)までで、その翌日からは税金がかかってしまいます。

NISA口座で運用する株式であれば、本人が生きている限り配当金は非課税ですが、本人が亡くなった場合、その翌日から発生する配当金に対しては税金がかかってしまいます。

また、NISA制度は「NISA口座で新たに買った株式や投資信託」のみが対象になります。例えば親がNISA口座で投資していた株式を、あなたが相続することになった場合……それは「あなたが新たに買った株式」ではありません。したがって、相続した株式や投資信託はそのままNISA口座で引き継げないのです。

さらに細かい話をすると、NISA口座で運用していた株式は、相続発生日の価格(終値)で引き継がれます。1株1000円で買った株が、亡くなったときに1500円になっていれば……相続人は「1株1500円で株式を取得したもの」として引き継ぐことになります。

なお、2023年までの旧NISA、2024年からの旧NISAともに、この相続に関する考え方は変わりません。「NISA口座に入れていた株なんだから、そのまま非課税だろう」と思い込んでいると、思わぬところで税金がかかってしまいます。