アイスの消費量が多い都市は?
アイスの消費量は年々増えています。総務省統計局「家計ミニトピックス」によると、「アイスクリーム・シャーベット」 の1世帯あたりの年間支出金額の実質金額指数では、2009年を100とすると2019年は115.6となり10年間で約16%の増加です。
アイスの消費量が多いのは、意外にも寒い地域が多くなっています。以下は「アイスクリーム・シャーベット」の支出額の多い都市のランキングです。
【「アイスクリーム・シャーベット」の年間支出額の多い都市(2017~2019年平均)】
出所:総務省統計局「家計ミニトピックス」
トップの金沢市はアイスの消費量が多いことで知られており、以下も主に寒い地域の都市が上位となっています。前回調査の2位は富山市でした。
金沢市、山形市、富山市など日本海側の地域は、夏期にフェーン現象で猛暑に見舞われることが原因の1つではないでしょうか。
人生最後に何を食べる?
「ガリガリ君」には有名人のファンも多く、2022年10月に亡くなったアントニオ猪木さんもその1人でした。猪木さんは闘病中も毎日「ガリガリ君」を食べ、亡くなる前日にもソーダ味を口にし、それが最後の食事になったそうです。
実は「ガリガリ君」のようなアイスは食事が取れなくなった終末期の患者に好まれ、最後の食事となるケースが多いそうです。さっぱりしていて味がしっかりしているので、「食べた」満足感があるのかもしれません。
生まれてから亡くなるその時まで口にするアイスは、もはや日本の食文化の一部といっても過言ではないでしょう。
執筆/松田聡子
明治大学卒業後、ITエンジニア、国内生命保険会社での法人営業を経て、2007年より独立系FPとして開業。コンサルティングの他、企業型確定拠出年金講師や執筆活動に従事。人生100年時代を最後まで自分らしく生きるためのお金のアドバイスと情報発信がライフワーク。日本FP協会認定CFP、DCアドバイザー、証券外務員二種。