“老後破産”回避のためにも、今から夫婦で話し合いを!
「今までもう少し夫婦でお金の話をするべきでしたね」と優子さん。
「楓が今まで美大進学のために努力してきたのを見ているので、私も支援しなくてはならないでしょうね。できればお義母さんにも協力してもらえるようにこれから話し合います」
共働きで生活に困らないうちは、もっと言ってしまえば「お互いのどんぶり勘定でやれてしまっている」うちは、お金の話をほとんどしないご夫婦は少なくありません。ただ、それを“なんとなく”で続けていると、最悪の場合「老後破産」する事態にもなりかねません。
直接的なきっかけは楓さんの教育費でしたが、家計に潜む問題点が今明らかになったのはよかった点と言えるでしょう。
教育費や老後資金を短期間で準備するのは大変です。日々の細かい家計管理は必要ありません、むしろ大切なのは中長期目線での大まかな計画です。ご夫婦で話し合って、計画を描いてほしいと思います。