「就学援助制度」

「就学援助制度」とは、給食費や学用品、修学旅行費、クラブ活動費などを一定所得以下の家庭に援助してくれる制度です。対象となるのは、公立小・中学校に通う子どもの家庭で「住民税が非課税世帯」「国民年金が免除されている」「所得が一定以下」の場合です。詳細な基準は市区町村によって異なりますが、例えば、東京都港区の場合、子どもが小学生と中学生の4人家族の場合の所得基準の目安は、年収が約580万円（給与所得者の場合）です。

申請書は新年度が始まると学校から配布されます。前年の所得が基準となりますが、失業や離婚、病気などで家計が急変した場合は、年の途中でも申請できる場合があります。お住まいの市区町村のルールを確認してみてください。

東京都在住者限定の「受験生チャレンジ支援貸付事業」

「受験生チャレンジ支援貸付事業」とは、一定所得以下の家庭に、学習塾の費用や、高校や大学の受験料などを無利子で貸し付ける東京都の制度です。貸付事業ですが、高校や大学に入学すると、なんと返済が免除されます。

収入基準額は、両親と子ども2人の4人家族で約500万円です。そのほか、現預金が一定以下など、基準がいくつかあるので、お住まいの市区町村の窓口に確認するとよいでしょう。多くの場合、社会福祉協議会が窓口になっています。

この制度は、東京都の制度ですが、お住まいの自治体でも支援事業はないか、調べてみてはいかがでしょうか。