50歳おひとりさま女性が考える今後

彩子さん(仮名、50歳)が図書館でいろいろな雑誌や新聞を読みあさって、ふと気付くとお昼になっていました。ランチを食べながら、これからの休暇をどう過ごしたらいいか、と考えつつも、退職したらこんな毎日が続くのかと想像し、少し怖くなってしまいました。普段忙しく過ごしていると悠々自適という響きに憧れますが、図書館で学生を叱りつけていた男性の姿を見ると、そうきれいなものではないのかもしれません。

雑誌や新聞で読むと、主に男性が孤立しがちのようですが、仕事に多くの時間を割いて、普段の友達付き合いや地域での活動がとても少ないという意味では彩子さんも同じです。趣味の山登りは楽しく、仲間はたくさんいますが、何かのきっかけで山に行けなくなったら今のようにいきなり暇になってしまいます。一日のほとんどを1人で過ごし、困ったときには頼る人がいない、そんな「悠々自適」はごめんだ、と彩子さんは強く思いました。

50代を超えても再婚する人は結構いるようだし、パートナーが誰かいたらいいなという気持ちはずっとあります。婚活サイトも以前に比べるとかなり増えています。試しに検索してみると、介護の話が前面に出ていたりして、夢がないなあと彩子さんは少し笑ってしまいました。

地域のボランティア活動には今まで参加したことがありませんでしたが、将来自分がお世話になるかもしれないし、説明だけでも受けてみようという気になってきました。

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